Hilog

ザ・ラヂオカセッツ渡辺ヒロのブログです。

いつかの君の声のように

ザ・ラヂオカセッツの「いつかの君の声のように」と「風にふかれて」が先週よりEggsにて限定公開されました。

 


https://eggs.mu/song/bbff875ade3bf9c6fe8c84249475070fef68cc3c4e2c866e3342f768ddf81bf2

 


たくさん聴いていただいて、急上昇アーティストにもピックアップされました。ありがとうございます。

 


https://eggs.mu/artist/radicase_info

 


2曲ともとても大事な曲だし、ラヂカセ加入後初の音源ということで限定的ではありますが公開出来てとても嬉しいです。

 


その2曲についてつらっと2回に分けて語っていきます。

 


「いつかの君の声のように」

 


僕がザ・ラヂオカセッツのサポートを始めてから最初の新曲。

 


ヒデさん(Vo.Gt.山下秀樹)が作った曲。

 


最初はあのサビの印象的なメロと歌詞「あの歌が風のように流れてた」という部分があって、この一節に着地するような歌詞をみんなで書いて歌いたいと言っていた。

 


率直にとても面白そうだと思った。ヒップホップグループみたい。

 


その時は所謂サポートメンバーだったので良いのかなと思いつつも信頼されたみたいでとても嬉しく、遠慮なく、第一案をものの数十分で書いたのを覚えてる。これは全部没にしたけど。

 


どういう気持ちで書いたっけと思い返してみる。

 


このころは、音楽辞めようと思って、でも辞められなくて、ソロ始めて、ラヂカセのサポート誘ってもらってと目まぐるしく変わる状況だったな。

 


どう環境が変わっても結局はいつも音楽が流れてて、つまり自分の状況とものの見事にシンクロしてしまっていて、何の違和感もなく言葉にすることが出来た。

 


 置き去りにされる毎日に

 過ぎ行く季節の声を聞く

 変わりゆく街は残酷で

 あの日の君と待ちぼうけ

 


という歌詞を書いた。

 


自分としてはとてもポジティブな歌詞なんだけど伝わり辛い気はする。

 


でも、いい思い出も悪い思い出も全て先に繋がっているなぁという、月並みではあるんだけど、そんなことを改めて体感してしまった、あの時の感じが出てて好きだな。

 


僕の好きな音楽がそうなんだけど、聴く人が自分なりに解釈、想像する余白が好きでどうしても抽象的にはなってしまっているかなと思う。

 


ポジティブとか書いてしまったけど、やっぱり自分の良きように解釈してもらえるのが1番嬉しい。

 


「あの歌が風のように流れてた」というワードがあったからこその1人では生まれなかった歌詞。

 


3人それぞれの歌詞もらしさが出ていて、一見(一聴?)バラバラのような歌詞も「あの歌が風のように流れてた」で結ばれているのが面白い。

 


しかもヒデさんから僕、僕からペンさん、ペンさんからヒデさんへのリレーが起承転結してるのも面白い。

 


本当はもっとこんなところにこんな拘りがあるんだぜって部分がもっともっとあるんだけど長くなるし、つまんなくなっちゃうからこの曲はこんな感じでおしまい。

 


皆さまにとっての風のように流れている歌になりますように。

 


「いつかの君の声のように」

https://eggs.mu/song/bbff875ade3bf9c6fe8c84249475070fef68cc3c4e2c866e3342f768ddf81bf2

 


【次回のライブ】

◾️2021.06.27

◾️下北沢ろくでもない夜

ザ・ラヂオカセッツpresents

『Welcome To Our Living Room Vol.3』

◾️出演
ザ・ラヂオカセッツ

曽我部恵一と塀の上で(Vo.曽我部恵一、Ba.寺中四、Dr.金田康平)


◾️開場/開演 17:30/18:00

◾️チケット Soldout!!


◾️配信URL

https://t.co/8PSDvEEcJz


◾️本公演は延期公演です。前回のご予約が引き続き有効です。キャンセルの際はお手数ですが、必ずご連絡をお願いいたします。

◾️本公演では投げ銭の受付を行います。1口1000円、リターンでイベントの記念ステッカー、ポストカードの2種類がつきます。購入ページは後日公開いたします。ぜひご協力お願いいたします。

 

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