Hilog

ザ・ラヂオカセッツ渡辺ヒロのブログです。

魔法以上が宿ってゆく

2月4日吉祥寺WARP、藍坊主との2マンライブが近づいてきている。毎日過剰に意識しないようにしているが、気を抜くとこのことばかりを考えている。

 


藍坊主には、特に藤森さんにはこれまでにもとてもお世話になった。藤森さんに会うまで僕はベーシストになりたかった。藤森さんに会うまで僕にとって曲は誰かが作るものだった。

 


いつしか自分で曲を作り、歌ったことがきっかけで、僕は今「ザ・ラヂオカセッツのベーシスト」としていられている。

 


藍坊主がいなければ、ザ・ラヂオカセッツでベースを弾くことになることもなかった。と僕は勝手に、常々思っている。

 


話は変わり、いつぞやの打ち上げでユウイチさんといい若手バンドは誰かという話になってラヂオカセッツの名前が出たことがあった。

 


うわーラヂカセすげーなーと僕は他人事のように思っていたが、まさかラヂオカセッツの一員として藍坊主と対バンするとは夢にも思わなかった。

 


そんなこんなでいつか藍坊主と2マンをやるという当時の僕にとっては夢物語のような話が、現実になろうとしてる。

 


吉祥寺WARPの店長きょんきょんがこのイベントを組んだ。遡ると実は僕は昔きょんきょんと共に藍坊主を見に行ったことがある。

 


当時WARPではなく別のライブハウスにいたきょんきょんは、その頃からいつか絶対藍坊主をブッキングすると言っていた。

 


僕らは当時とお互い状況が変われど、ひとつ夢を叶えようとしている。とても感慨深い。WARPで藍坊主見られるのもすごいな。


そしてこの日は下北沢ろくでもない夜のさわむかいがPAをしてくれる。かつてさわちゃんは北海道の藍坊主のライブでhozzyさんに東京にいってPAになると宣言したらしい。かっこいい。

 


そんなとにかく藍坊主を愛するさわちゃんだが、同じようにラヂカセの音楽も愛してくれている。心強い。

 


なんてことを考えながら今甲州街道を歩いている。深夜1時。すごく寒い。来たる2月4日は夢の交差点。

 

2024年2月4日(日)

WARP 25th Anniversary

「SMALL LAKE!!-special-」
会場:吉祥寺WARP
時間:OPEN 18:00 / START 18:30
料金:前売¥3000- ※ドリンク別
出演:ザ・ラヂオカセッツ、藍坊主
予約:https://eplus.jp/sf/detail/3967720001-P0030001

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風にふかれて

歌詞を読みたいからブログに書いてと言われた。とても嬉しい。

 

これは最近バンドではやってないけれど、とても大切な曲。

 

風にふかれて

 

夢中で追いかけた

憧れはまるで恋のようで

何度も通り過ぎた

季節はまるで恋のようで

戻りはしないよ。

若さはまるで恋のようで

かわらないように。

純粋さはまるで恋のようで


夜が来るのが待ち遠しかった

あの瞬間だけは

世界がまるで恋のようでした


いつでもついてきた

不安はまるで君のようで

少しずつ変わりゆく

この街はまるで君のようで

追いつけないよ。

あの月はまるで君のようで

踊り続ける。

あの音ははまるで君のようで


朝を待つのが怖くて怖くて寝たフリをした

あの瞬間だけは

世界がまるで君のようでした


時間が過ぎれば

きっと何もなかったかのように

日々は続いて風にふかれて

忘れてしまうのでした

 

P.S.なおソロではやりがち。

ソロライブも来てくれたらハッピー。

 

◾️ザ・ラヂオカセッツ ライブ予定

2024年2月4日(日)

WARP 25th Anniversary

「SMALL LAKE!!-special-」
会場:吉祥寺WARP
時間:OPEN 18:00 / START 18:30
料金:前売¥3000- ※ドリンク別
出演:ザ・ラヂオカセッツ、藍坊主
予約:https://eplus.jp/sf/detail/3967720001-P0030001

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◾️渡辺ヒロ ライブ予定

2024年2月16日(金)

宮田真面目 Presents

「CORNER Vol.3」

会場:東新宿LOVETKO

料金:¥2500- ※ドリンク別

出演:渡辺ヒロ、ヨースケ、宮田真面目

予約:X、Instagram、ブログ、等々なんでも受付中。

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歌詞

最近出来た曲たちを聴きなおしてみる。どこか自分らしくない歌詞のような気がしたけど、今自分が考えてることはこんなことだなと率直に思った。

 

 

思い出とは少し違う、その時その時の、もう2度と出逢えないような気持ちを曲にして残せるのは、バンドやってて良かったなと思う。なので少し気恥ずかしいけど、結構気に入っている。

リフレイン

眠れないので久しぶりに歌詞紹介。

 


最近のライブでよくやってる

リフレインという曲ですよ。

 


作曲中はもっとこう、

悶々としていた気がするけど、

すごく優しい曲になりました。

 


自分も少なからずこの曲に

救われているのやもしれません。

 

 

 

リフレイン


春には何かを諦めて

夏にはあなたを想い出す

秋にはフラりと旅に出て

冬は淋しくて泣き出すのさ


それでいいの

それでいいの

ただ毎日それの繰り返しでいいよ

それでいいよ

たまに笑えれば満足さ

 

春にはあなたの夢を見て

夏には日陰を探し歩く

秋にまた何か見つけ出しても

冬は淋しくて泣き出すのさ


それでいいの

それでいいの

ただ毎日それの繰り返しでいいよ

それでいいよ

たまに踊れれば満足さ


それでいいの

それでいいの

ただこの街のリズムで生きればいいよ

それでいいよ

たまに笑えれば満足さ


刹那の喜びも

尾を引く痛みも

確かにそこにいた

なんかいい感じ

古くからの仲間であることとか、想音エフェクトというイベントがあったこととか、メンバーからよく聞いてた。個人的には恥ずかしながら、関係値は皆無に等しく、僕は来たるその日を同じ気持ちで迎えられるだろうか。

 

先日みんなで酒を飲んだ。必然か、僕は3人のことが大好きになっていた。心配も時間もいらない、僕は最高のメンバーと、この最高のバンドと、きっと同じ気持ちでライブが出来る。とても嬉しい。

 

少し話は変わって僕は人のでっかい想いの乗ったベースを譲ってもらった。とてもいい音がした。大切にする。そしてきっとこの日に弾くのが相応しいようなそんな気がしている。

 

2023年10月31日(火)

新宿Marble 独立記念3周年月間最終日 「rocknomukougawa2023」-GOTR×ラヂカセ アコースティック2MAN-
会場:新宿Marble
時間:OPEN 18:30 / START 19:15
料金:前売¥3900- ※ドリンク別
出演:ザ・ラヂオカセッツ、GOOD ON THE REEL

予約:

https://eplus.jp/sf/detail/3946450001-P0030001

 

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童ラ祭-2023- w)少年キッズボウイ

童ラ祭-2023-ありがとう。

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いつ頃だったかヒデさんからやばいバンド見つけたと動画が送られてきた。少年キッズボウイ。なんちゅうバンド名だと思った。


動画を見た。音楽的、ある意味初期衝動的な彼らを見たら少年キッズボウイだと思った。僕らはみんな少年キッズボウイが好きになっていた。


4月に新宿レッドクロスで対バンした。この日の打ち上げ、意気投合した僕らは所謂後の童ラ祭の構想を始めたと思う。


ヒデさんが文化祭みたいなことをやりたいと言った。メンバー混合コピパン、アコユニット、DJ、フリーマーケット、フードありのイベント。


ラヂカセ少年キッズボウイ合わせて12人もメンバーいると、そういうことが嫌な人もいるのではと懸念されたけど、みんなそんなことはなく嬉しかった。


直接会ってミーティングもした。童ラ祭と名付けられたのもそこだ。さんちゃん案だった。僕はウッドストックとかけてジョージストックと提案したが、GBが今の若い子とかは吉祥寺をジョージと言われてもピンとこないらしいっすよ〜といった。


ジェネレーションギャッピング、カルチャーショッキング。みんな頼む。ろくでなしBLUESから読み直してくれ。


9月に入ると童ラ祭開催地、吉祥寺WARPの1階バーにて、ヒデさんこーしくんのゲストバーテンダーという催しがあった。週跨いで2回。


1日目僕は飲みすぎてリバースした。2日目カツマタが飲みすぎてリバースした。カツマタ愛してる。なお、2日目僕は飲みすぎないように隅っこでたこ焼きを焼き続けた。


ちなみに僕は帰っていて知らないが、GBもリバースした説があるらしい。そんな話を昨日打ち上げで話してたら服部ちゃんがわたしもしがちです的なことを言ってた。もうみんなでバンドやろう。


汚い話は置いといて、バーも顔出してくれる人がいっぱいいて嬉しかったな。


10月1日当日は入りから、対バンライブではなくワンマンライブのような不思議な感じ。コピパンもあるしある意味みんなバンドメンバーみたいだった。


そういえば、「ドウラサイ」を「ワッパラマツリ」と読んでいた人がいたらしい。めちゃくちゃいい。先に思いつきたかった、悔しい。


そして僕はコピパン2曲とフリーマーケットに参加した。服も本も買ってくれて嬉しかった。特に本を売るのは内面を見られるようで、なんか恥ずかしいなと思った。

 

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ちなみにこのブログは1回書いたのを誤って全消ししてしまったので、書き直している。作家はこんなことの繰り返しだろう。とてもエラい。買ってくれた本たちは大事にしてあげてくれい。


フードはきもすこと金山くん。少年キッズサンド。たこ焼き屋渡辺は出店なし。DJは山岸くんカツマタコンビ。僕も数枚CDを持っていった。カツマタがヒロさんが持ってきたサニーデイのMUGENかけようとしたら、CD入ってなかったですと言ってた。ごめん。ピックやCDは勝手にいなくなりがちなのだ。


コピパンではまずペンさん、こーしくんとGreen DayのBasket Caseをやった。ペンさんとのボトムは全く問題ないし、Green Day自体、例に漏れず僕も聴きまくっていたので、血肉となっているこの曲は余裕持ってやれた。こーしジョーアームストロングカッコよかったぜ。

 

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2曲目はシーナ&ロケッツのレモンティーをアキラちゃんさんちゃん服部ちゃんペンちゃんがやった。エロカッコいい。ペンさんなんてさっきまで一緒にGreen Dayやってたとは思えなかったぜ。


3曲目ヒデさん山岸くんGBと一緒にフラワーカンパニーズ深夜高速。現代のロックアンセム。ヒデさんに、少年キッズボウイの実質バンドリーダーこと山岸くんいるし安心、とにかくGBとグルーヴしたいと思ってやった。ベーシストとしては初めてのドラマーとのセッションは楽しい。


3曲とも名曲で、こんな曲を作らないといけないと思った。


サブステージはフリマの店番やらライブ準備やらでしっかり見れなかった。残念。なんて言ってることがとても文化祭的で照れくさい。


本編は言わずもがな少年キッズボウイ最高だった。いい曲ばっかりだ。アキラちゃんの声も素敵だ。ラヂカセの古いギターをカバーしてくれた。USインディーのようなレトロモダンなアレンジにジェラシー。カッコよかった。そして中野シャンゼリゼでレヲさんコラボ。いいピアノ。とても良かった。


僕らはお返しにぼくらのラプソディーをカントリー風カバー。原曲がいいからね、良くなってしまうんですよ。そしてきもすが東京で参加してくれた。料理できて、トランペット吹く男はもはやきもすではないと思う。


アンコールではデイドリームビリーバー、タイマーズver.と、この日のための書き下ろし童ラ祭のテーマ。こーしくん作曲、さんちゃん作詞。こーしくんのグッドメロディにさんちゃん節炸裂でとてもいい曲。

 

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吉祥寺 ニューヨークが滲んでる

 

聴いているかい あの部屋で僕のラヂオ


しゃがれ声が叫んだ あのラヂオから

 

その瞬間


歳とることも 諦めることも 

 

僕はやめることにしたのだ


だからダーリン 歌ってよ 

 

いつまでも若く

 

 

こんな感じで幕を下ろした童ラ祭、まぁでも結局色々こちらのことは置いといて、来てくれた人たちが皆楽しそうで、それが1番良かった。


童ラ祭が続いてほしい願いを込めて、2023とタイトルにつけた。絶対またやるから、今回来てくれた人もまた来てほしいし、来れなかった人も来てほしいし、知らない人にも知ってほしい。

 

ヒデさんはまだまだやりたいことがあるらしいから、よりとんでもないイベントになって帰ってくるかもしれない。


ここからまたそれぞれの活動があって、少年キッズボウイはレコ発あるし、これからより活躍すると思う。僕らもGOOD ON THE REELとの2マンや、藍坊主との2マンなど、ライブたくさん決まってる。


これをきっかけにそれぞれのライブに足を運んでくれたら1番素敵です。今後ともよろしくね。チェケラ。

 

https://theradiocassettes.com

17歳

僕の通ってた高校は家からなかなかに遠い上に、とんでもない坂の上にあって、チャリで行くときは音楽でも聴いてないととてもやってられなかった。

 


片道でフルアルバム1枚分聴き終わるくらいの距離だったかなと思うんだけど、雑多に好きな曲だけが詰め込まれた通学用マイベストMDを出発と共にスタートすると、ゴール付近の坂の手前くらいで決まってGOING UNDER GROUNDの東京が流れてた。

 


東京のことなんて全く知らない僕はチャリを漕ぎながら、これから登るしんどい坂に身構えながら、テレビでしか知らない東京という世界を思い浮かべ、いつか絶対東京に行ってやるぜーなどとチープな青春映画みたいなことを思っていたような気がする。

 


今でも東京を聴くとあの坂を思い出す。あの坂を通るとGOING UNDER GROUNDが聴こえてくる。汗でびしょびしょのワイシャツとパンパンの太ももを思い出す。

 


来たる2023年7月30日、東京の街でGOING UNDER GROUNDと2マンライブ。あれから10数年、東京の街でもなんとかやっていけてる。偉大な背中に近づけているか。沢山の人に見てほしい。

 


イッツオーライ

 


p.s.未だかつてMDほど胸を昂らせたデバイスはあっただろうか…

 


2023年7月30日(日)

ザ・ラヂオカセッツpresents 『Welcome To Our Living Room vol.5』


会場:下北沢ろくでもない夜
時間:OPEN 17:30 / START 18:00
料金:前売¥2400- ※ドリンク別
出演:ザ・ラヂオカセッツ、GOING UNDER GROUND(Acoustic Set) 


◾️ご予約はコチラ◾️

https://tiget.net/events/250270

 

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