ベースマン
僕の音作りはここ数年『いい音』を作る、そればかり考えている。いい音とは、解釈は色々あるだろうけどそういうのは一旦どうでもよくて、普段僕らが演奏するようなライブハウスでベースアンプをがっつり上下持ち込むことなどないので、あくまでも良いラインの音を作る、これに限ると思っている。ラインの音とはなんぞやというと、大雑把にいえばアンプを通さずPA卓に送られる信号である。ライブ中僕らの後ろに立っている冷蔵庫のようなアンプにはパワーアンプ、そしてプリアンプが搭載されていて、音を増幅しイコライジングを行っている。とそんなこともどうでもよくて、卓の特性、スピーカーの特性こそあれど、いいラインの音を作ることで、どんなライブハウスでも機材でもある程度安定したサウンドを出せるのである。僕の場合は、エフェクターはempressのコンプ、empressのパライコ、プリアンプ代わりの、真空管ぽさ出したいがためのFender Bassman Driverのみであり、所謂飛び道具は全く搭載されていない。演奏中に踏み替えることなどもなく、全部掛けっぱなしで、たまにパライコに搭載のブースターを踏むくらいになっている。ここに至るまで何十何百のエフェクターを使ってみたけど、どうにかここに落ち着いた次第である。色んな有名ベーシストのエフェクター、足元は昔はベースマガジンを買って読んでいたけど、今はインターネットでいくらでも調べることができる。けど、正直あまり参考になるものも個人的にはなく、トライアンドエラーを繰り返していたわけなんだけど、あるときネットで唯一好き…となったベーシストがいる。それがGOOD ON THE REELの宇佐美さん。解説つきの記事だったんだけど、考え方も共感してとてもシンパシーを覚えたことをよく覚えてる。ちょっとパクったとこもある。当時は面識もなかったけど、ラヂカセ入って対バンさせてもらって本人にもそれを伝えられて嬉しかった。そんなGOODと2マンがもうすぐで、前はアコースティック2マンだったから、今回はベースええ音対決ができると思うと燃えてくる。
p.s.考え方似ててもベースのスタイルが違うのも面白いなと思う。
